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手網・フライパンで始める家庭焙煎入門
Origin Beans
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家庭で生豆から焙煎するときに、特別な焙煎機がなくても始められる二つの方法——手網焙煎とフライパン焙煎——をまとめてご紹介します。100g 前後の少量焙煎なら、ガスコンロと一般的な調理器具だけで十分美味しく焼けます。
用意するもの
- 生豆 100〜200g(はじめてならお試し 3 種セットがおすすめ)
- 手網焙煎の場合: ふた付きの銀杏煎り器、または金網付きの茶こし+ふた
- フライパン焙煎の場合: 厚手の鉄製・ステンレス製フライパン+木べら
- 軍手・耐熱ミトン
- ザル(焙煎後の冷却用)、扇風機またはうちわ
- キッチンスケール、タイマー
共通の流れ(浅煎り〜中煎りの目安)
- ハンドピック(任意): 明らかに色・形の異なる豆を取り除きます。
- 予熱: 中火で器具を温めます(フライパンは 1〜2 分)。
- 投入: 生豆を入れ、絶え間なく振る/混ぜることで全体を均一に加熱します。
- 水抜き(〜5 分): 緑から黄色へ変化。香りが青臭さからパンのような香りに。
- 1 ハゼ(8〜12 分): 「パチパチ」と弾ける音。ここで止めれば 浅煎り〜中浅煎り。
- 1 ハゼ〜2 ハゼの間(中煎り〜中深煎り): 香りが甘く豊かになる時間帯。
- 2 ハゼ(13〜17 分): 細かい「ピチピチ」音。深煎りに進む合図。
- 冷却: ザルに移し、扇風機・うちわで一気に冷やします。冷却が遅れると焙煎が進行し続けます。
手網焙煎のコツ
- コンロから 10〜15cm 離した位置で、絶え間なく前後・左右に揺すり続けます。
- 初期は強火、ハゼが近づいたら中火〜弱火に調整します。
- 蓋の隙間からチャフ(薄皮)が舞います。換気をしっかり行い、コンロ周りに新聞紙などを敷いておくと掃除が楽です。
フライパン焙煎のコツ
- 厚手のフライパンを使い、温度のムラを抑えます。テフロン加工は高温で痛むため非推奨。
- 木べらで「外側→中心」へ円を描くように、止めずに混ぜ続けます。
- 蓋はしないか、ごく薄くずらして使い、水蒸気を逃がします。
初回におすすめの豆と焙煎度
味の輪郭がはっきり分かるウォッシュドのコロンビア・グアテマラ、またはナチュラルのブラジルを中煎り(1 ハゼ後 30 秒〜1 分)で止めるのが扱いやすい組み合わせです。慣れてきたら、エチオピア・ケニアの浅煎り、インドネシアの深煎りなど産地の個性に合わせた焙煎度を試してみてください。
焙煎後の楽しみ方
焙煎当日は二酸化炭素のガスが抜けきっておらず、抽出時に膨らみすぎることがあります。3〜7 日後が最も安定し、味も乗ります。焙煎日から 2〜4 週間以内に飲み切るのが理想です。
次のステップ
同じ豆を「浅煎り」「中煎り」「深煎り」と段階的に焼き分けると、産地・精製の個性が焙煎度でどう変わるかが体感できます。焙煎ガイドとテロワールとはも合わせてご覧ください。
焙煎は失敗しても次に活かせます。まずは少量で気楽に始めてみてください。
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